イオンモール船橋(船橋市山手1)で11月22日・23日、「ふなばし防災フェス」が消防署や市役所と市民団体の協力の下で行われた。
主催は公益社団法人船橋地域福祉・介護・医療推進機構。イオンモール船橋ショッピングセンター内のイオンバイク前に特設ステージを設営し、平面駐車場に起震車や消防車両などを展示した。
ステージ前には、肺年齢測定や酸素飽和度測定などのブースを設け、船橋市から受託を受けている事業「船橋福祉塾」も両日にわたり行われた。医師や福祉、防災の専門家に直接相談できるブースは14時~16時の2時間開放した。
特設ステージでは、22日に地元公民館を中心に活動しているウクレレサークルの「夏見ウクレレクラブ」、23日に「ハワイコールズ」が中高年層に人気の高いハワイアンミュージックの演奏を実施。
さらに、防災士会による家屋倒壊現場からの救出方法実演や救急法講座、AED講習などの実演も行われた。
駐車場では22日に起震車による震災体験を実施。記憶に新しい東日本大震災や100年以上前の関東大震災当時をイメージした映像とともに、プログラムされた揺れを体験することができた。午後から夕方にかけて地震体験を希望する多くの市民が押し寄せ、行列を作り順に体験を行った。
消防車両の展示では、子どもたちが乗車体験や写真撮影などで消防車両を身近に感じられるよう演出した。
起震車で関東大震災を体験した家族連れは「こんなに揺れたなんて本気で怖くなった。防災に関してちゃんと心構えと準備が必要だと実感した」と感想を話した。