船橋の大島記念嬉泉病院(船橋市三咲3、TEL 047-448-3330)が、透析患者をメーンとした治療食レストラン「たね」をオープンして2カ月が過ぎた。
詳しい説明が載る腎臓食メニューとヘルシーメニュー表(関連画像)
同レストランは、食事の摂取制限を受けている透析患者だけでなく、通院に同行する家族や、見舞いにくる人も一緒に食べることができる。店名の「たね」には、「エネルギーがたくさんつまっている種のように生命力あふれる食事を提供したい、一緒に成長していきたい」という思いが込められている。
メニューは治療食とヘルシー食の2種類を用意。同院の管理栄養士が日替わりでメニューを考案・提供している。
この日の治療食のメニューはカリウム・塩分・リン・カロリーを制限した内容で、主菜はアジの酸味付け、副菜はナスのゴマダレ、きのこソテー。ヘルシーメニューでは主菜は豚しゃぶ温サラダ、副菜はナスのゴマダレ・かぶら蒸し・コンソメスープ。どちらのセットにもご飯とデザートのコーヒーゼリーが付く。
「治療食のポイントは塩やしょうゆを極力使わず、酢や油を使うこと。少ない塩分で味が付くようにしている。治療食もヘルシー食も味付けが薄くならないように心がけている」と管理栄養士。
カフェとしての利用も可能で、手作りのケーキやデザートも日替わりで用意。「通院や見舞いに来た患者、家族がリラックスできるスペースとしても利用してほしい」と担当者。
営業時間は11時~16時(無くなり次第終了・ランチは14時30分まで)。木曜定休。