船橋市勤労市民センター(船橋市本町4)で4月20日、船橋市の非公認ご当地キャラクターふなっしーが監修したニンテンドー3DSのゲームソフト「ふなっしーの愉快なおはなっしー」(4,800円)の完成記者会見を行った。
会見には、松戸徹船橋市長も駆け付け「船橋は宝島のような街、すみずみまで紹介してくれて本当に感謝。ふなっしーの船橋市に対する愛情が伝わってくる」と感謝の言葉が贈られた。ゲームを体験した市長に対し、「ゲームの方が先に公認されちゃったなっしな」と、ふなっしーが回答。会場の笑いを誘った。
発表会には、ビデオメッセージで神田沙也加さんも登場。ふなっしーの大ファンだという沙也加さんは、「個人的にふなっしーのゲームが販売開始されるのを楽しみにしていた」と話し、「絶対に買います」と約束した。
ゲームの内容は、船橋市を題材にした横スクロールのアクションゲーム。内容は、休みを利用してふなっしーが妖精界に帰ると梨神様が魔女に連れ去られていた。魔女の手から梨神様を取り戻すためにふなっしーが船橋市にちなんだステージで冒険するというもの。
ステージは、船橋駅と駅前のにぎわいをイメージした「船橋ターミナル」や、高根木戸第3号公園をイメージした恐竜の住む「ザウルスヶ丘」、ふなばし三番瀬海浜公園をイメージした人魚の住む「サンバーンゼ海岸」、ふなばしアンデルセン公園をイメージした北欧の雰囲気を持つ「風車ノーモリ」など、船橋市のランドーマークスポットが多々登場する。
ゲーム中のふなっしーボイスも本梨が担当。ゲームをクリアしていくと、ふなっしーが船橋市の良さを紹介する「ふなっしーメモ」が貯(た)まっていく。これまでふなっしーが歩んできた歴史や、ふなっしーの好物、水分補給を指す「ペットボトルをイリュージョンする」など、細かく設定もしている。
「実は半年前には、ほぼ完成という状態までいっていた。ふなっしーさんに監修していただいて、ほぼゼロから作り直すことになったが、いいものができた」と、販売元のサクセス(品川区)の吉成隆杜社長。小学校から高校まで船橋市内に住んでいたという吉成さんは「自分の知らない船橋市が、ゲームの開発過程でどんどん出てきた」と満足げに話した。
4月30日から全国で販売。