西武船橋店(船橋市本町1)9階屋上庭園で6月14日、父の日に向けたコメ作りの親子体験イベントが行われた。
コメ作りに触れ、コメの素晴らしさや食文化を知ることを目的としている。今年も「まきの米店」(本中山3)の代表で五ツ星お米マイスターの資格を持つ牧野基明さんが講師となり、田植え作業が行われた。
子どもたちは、父親へのメッセージや似顔絵を書いたバケツに土と水を入れ、泥まみれになりながら土づくりを行った。その後、学校給食で使用されている千葉県育成品種の「ふさこがね」の苗を植えた。「苗は葉っぱを持たずに根っこを持って、5センチほどの深さまですっと植え、植えた後は触らない」という牧野さんのアドバイスの下、「田植えー」の掛け声で子どもたちは一斉に苗を植えた。
今年は約50組の親子が参加。小学2年生と幼稚園年長の子どもと参加した保護者は「昨年参加してとても楽しかったので、今年も参加した。田植え体験はとても貴重なこと。身近な所でできるのもうれしい」と笑顔で話した。
「このバケツ1杯で1000粒できれば上出来。どのように稲が成長していくのか、時々見に来てもらいたい」と牧野さん。秋には今回田植えをした稲を刈り、餅つき大会も予定している。