秋田県の男鹿半島で受け継がれている「なまはげ」が2月20日、秋田産のコメや産直品販売の応援のため「うすくら米店」(船橋市本町1、TEL 047-431-3769)に駆け付けた。
同店が加盟する「さわやか八起会」が主催する同イベントは今回が2度目。秋田の風習を多くの人に知ってもらい地域交流を図ることを目的とし、生産地と消費地をつなぐことで日頃食べているコメをよりおいしく食べてほしいという思いも込める。
なまはげは豊作・豊漁・吉事をもたらす神が、「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と練り歩く伝統的な民俗行事。当日は小雨にもかかわらず、船橋ではなかなか見ることのできないなまはげを一目見ようと通行人も足を止め、写真を撮ったり販売コーナーに立ち寄ったりした。
この日店頭で販売した「神代じゃんご米あきたこまち」は、秋田県仙北市田沢湖神代地区で生産されている品種。粒がやや硬めの食感で、「冷めてもおいしく食べられるのが特徴」という。地域で生産された堆肥を使った土で育てられ、同店では20年以上取り扱いがある。
じゃんご米を使ったおにぎり、秋田名物の「いぶりがっこ」の販売コーナーや、なまはげの的当てゲームコーナーも設置され、多くの家族連れや夫婦が楽しんだ。