船橋の南本町小学校(船橋市栄町1)で3月2日、3年生児童を対象とした船橋の産業学習の一環「ジャンボのり巻きづくり」が行われた。
同授業は今年で8回目。毎年3月に行っている特別授業で、「海苔(のり)の学習会」と「ジャンボのり巻きづくり」が協力している。
授業では、始めに教室で「海苔の学習会」を開催。「海苔で健康推進委員会」(東京都港区)から派遣された講師5人が2クラスに分かれて、写真やビデオを使い、クイズを出しながらのりについて説明した。船橋市内ののり店「飯塚海苔店」の飯塚真一さんと「船福」の篠田好造さんも参加。のりのプロならではの体験に基づいた説明で子どもたちをとりこにした。
最後に生徒一人一人にのり1枚を渡し、電気コンロであぶる体験を行った。実際にのりを食べ、干しのりとそれをあぶった焼きのりを「色」「味」「香り」「食べた感じ」の違いについて発表した。
その後、体育館に移動し3年生全員で「ジャンボのり巻きづくり」に挑戦。保護者15人も手伝いで参加。長く並べたテーブルの上に巻きす、その上にラップを敷き、業務用の長くつなげられたのりを用意。その上に児童各自が用意した酢飯を敷き、具を並べた。具は卵焼き、きゅうり、ツナ、ソーセージ、チーズなど児童が好きなものを持参した。
最大の難関であるご飯を巻く作業の前には、講師の合図で両手を挙げて「巻く」練習を3回行い、慎重に本番に臨んだ。「いちにのさん!」と声をそろえて巻き、24メートルの1本につながったのり巻きが完成した。
最後に講師の飯塚さんが「うちに帰ってものりでいろいろな料理を作ってみて。変わった料理があったらのりの先生に教えてくださいね」と締めくくった。