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船橋から熊本を支援 市内各地で民間支援の動き始まる

段ボールにつめている様子

段ボールにつめている様子

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 4月14日夜に熊本県を中心に震度7を記録した激しい地震は現在も余震が続き予断を許さない状況となっているが、船橋市内では経営者のネットワークを中心に支援のための動きが始まっている。

 4月19日朝から支援物資の受け入れを始めたのは、ベイFMでパーソナリティーを務めるKOUSAKUさんと、市内で保冷トラックのレンタル業を営むA-Truckの守屋慶隆さんが中心になって組織するTEAM・BATMAN(チームバットマン)。

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 同チームは2011年、東日本大震災の復興支援を機に結成。現在も続いているベイFMの復興支援番組「ハートラック」を通じて、石巻市の鮎川浜でワカメ漁を営む漁師を支援している。

 受け入れを始めたのは、東日本大震災の時の教訓も踏まえて、飲料水・調理不要の食品・ティッシュ・タオル・生理用品・紙おむつ(子供用・大人用)・粉ミルク・ブルーシートに加え支援金と決め、全て新品のみ受け付ける。

 受入窓口は、道路舗装業の日本都市(船橋市藤原6)が資材置き場として使っている資材センター(市川市大野町2、TEL047-703-7617)で市川大野駅からほど近い場所にある。19日現在、電話での問い合わせは3件。すでに直接物資を持ってくる人もいるいう。

 チーム代表の2人は20日朝、新幹線で名古屋まで向かい、A-Truckの名古屋支店でトラックに乗り換え既に振り込みのあった支援金で物資を購入、熊本入りを目指す。20日に出発するのは先遣隊、「まずは被災地の状況を把握して、熊本県内の人脈をたどりながら支援物資を届けられるルートを見付けるつもり」と話すのは日本都市の資材センターで物資受け入れを担当する大原さん。

 実際に届けられて物資を陸送するのは来週早々になる予定。物資の運搬は必要性が見られる限り継続的に行うという。

 船橋市地方卸売市場では知り合いを通じて熊本県内の市場関係者にヤマト運輸を経由して直接物資を送るという。「ヤマト運輸が、受け入れ先がはっきりしているのであれば、災害物資ということで優先的に運搬してくれるようだ」と市場の会社を取りまとめる市場協力会の平栄三理事長。

 そのほか、船橋市役所近くのピザ専門店「コンパーレコマーレ」(湊町2、TEL 047-406-3719)は4月25日、昼の部(11時30分~14時)、夜の部(18時~21時)の2部構成で「頑張れ熊本!応援チャリティーイベント!」と題したチャリティー食事会を開く。売り上げの一部を熊本県の健康福祉政策課が指定する口座に振り込み寄付に充てる。

 これら以外にも、法人内で熊本出身者を募り、熊本県内の家族へ調整を図り実家を拠点にボランティアを企画している例もある。障がい者作業所を複数運営するふくしねっと工房だ。「障がいを持った人にとって体育館での共同生活は本当に酷なもの。このままでは一日と持たないはずなので、簡易テントを持って障がい福祉の目線で協力しようと考えている」と話す。

 市内の復興支援に関する動きの多くが、東日本大震災の際にも初動の段階から支援で出動しているチーム。東北で培ったノウハウを生かし、支援先の特定を進めてから実際の支援活動に移るようだ。

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