船橋市では、「平成28年度熊本地震」で移住が困難になった被災者に対し、県外での一時避難施設として大穴南団地(船橋市大穴南1)の住宅2部屋を無償で提供することを発表した。
「全国各地の自治体では被災者を受け入れる動きが高まっている。公営住宅やUR賃貸住宅などでは一時避難施設として住宅を提供している所も多い」と、船橋市役所建築部住宅政策課の栗林さん。
一時避難施設として提供するに当たり、国土交通省を通じて熊本市に連絡。現在、船橋市も一時避難施設の一つとして発信されている。
今回船橋市で提供する住宅は大穴南団地の2DK、3DKの2戸。2DKでは2人以上、3DKでは3人以上で使用することを原則としている。
ペット飼育は不可。使用期間は6カ月以内としているが、最長1年間まで更新可能だという。市営住宅使用料と敷金は免除。室内照明器具、ガスコンロ、換気扇は市が設置し、光熱水費、共用費は自己負担とする。
申し込みは、郵送、ファクス、市ホームページ、来庁(事前連絡必須)で受け付ける。先着順で、提供個数に達し次第終了となる。「今後、他市の受け入れなどの状況次第で、提供する住宅を増やす可能性もある」と栗林さん。
詳細は船橋市ホームページで、全国各地の公営住宅やUR賃貸住宅等の一時避難施設先は国土交通省ホームページで確認できる。