東京駅前の商業施設JPタワー・KITTE（東京都千代田区丸の内）地下1階のパフォーマンスゾーンで5月22日から28日まで、「ふなばしセレクション」と題した期間限定のアンテナショップとイベントが行われた。主催はふなばし観光・ブランド創造室を事務局とする、ふなばし産品ブランド協議会。

店内の一角

　会場では「ふなばし産品ブランド」として認証された食品や工業品の販売・展示のほか、ニンジン、小松菜、枝豆といったブランド野菜やホンビノス貝のPR・販売、「ばか面」の紹介なども行われた。船橋を拠点とするバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」やラグビーチーム「クボタスピアーズ」のほか、船橋競馬場のマスコットキャラクターもパフォーマンスでPRした。

　会場を訪れていた神奈川県平塚市在住の40代女性は「通勤でいつもここを通っている。船橋といえば『ふなっしー』というイメージ一色だったが、いろいろあることを知った」と話していた。

　会場に設置したパネルなどには英字で「FUNABASHI SELECTION」と表記し、市が発行する外国語ガイドブックも設置した。来場者にはアンケートを実施し、集めたデータは将来的に考えている常設アンテナショップ開設や、国内外への産品ブランドのPRなどに役立てるという。

　初日の入場者数は4500人。「平日は主に通勤や通学の人、週末には東京を訪れている各地の方が立ち寄ってくれて、海外からの方もいた」と、ふなばし観光・ブランド創造室室長の笹井久光さん。「船橋にはさまざまな魅力があるのに、それを知らない方がまだまだたくさんいる。これまでは主に船橋市内で船橋の魅力をPRしてきたが、今年は主に市外で、より多くの方に向けたPRをしていきたい」と意気込む。