飯山満南小学校(船橋市飯山満町1)で10月28日、船橋建設業協同組合が主催する「令和8年度建設機械体験学習会」が開催され、同校の1・6年生、特別支援学級「おおぞら学級」の児童を対象に、校庭と体育館で建設機械の役割や仕組みを学ぶ機会を設けた。同組合が独自に出前授業を展開するのは初。
6年生は1人ずつ、ショベルカーやクレーン車を操縦体験した=飯山満南小でショベルカーやドローンを操縦体験
1年生の国語「はたらくじどうしゃ」、6年生には防災・キャリア教育と連動させた授業となった同授業。校庭には、ショベルカー、クレーン車、高所作業車が複数台並び、体育館はドローン会場となった。高所作業車は乗車体験のみだが、6年生はそれ以外の全ての作業車の実物に触れ、一人ずつ自分で操縦する体験が行われた。
加瀬隆史校長は6年生に向け、「体験学習の大切さを前に話したことがあるが、今日はその一つ。私もこうした重機を過去に操縦したことがあるが、重機というのは人間の何倍もの力を出せる。人の何十倍もの力を出せるのはすごいことなので、これを体験してほしい」と授業前に伝えた。併せて、地震や豪雨などの自然災害が発生した際、復旧作業に建設機械が活躍することも伝えた。「人口減少が進む社会だが、こうした建設業界に携わっていく人は今後も必要。これを機に将来の職業選択や働き方について考える機会にもなれば」と期待を寄せた。
同組合の田中匠さんは「今まで県の建設業協同組合で出前授業を千葉県内の学校を対象に行ってきたことがあったが、船橋の組合として提供するのは初めて。プレゼン後、飯山満南小学校からの申し出が最も熱心であると感じ、こちらで提供することとなった。われわれも初めての試みだが、温かく受け入れていただきありがたい」と話した。
重機は、和歌山県に本社があり、市内に2カ所拠点を持つ重機レンタル事業者「KINAN(キナン)」(高根町・小野田町)の協力を得て現場に並べた。キナンの関東ブロック次長・石原義三さんは「このような機会を通して子どもたちが建設に関して興味を持ってくれ、業界で今後の世の中を支える人が誕生するきっかけになるかもしれないので、こういう機会は大事にしている。先ほど児童から『どうやってアームが動くのか?』という鋭い質問を受け、油圧機構を人体に例えて説明をした。子どもたちはここできっといろいろなことを学んでいると思う」と話す。
体験を終えた子どもたちは「操作するのに緊張した」「難しかったけど楽しかった」と話し、終わりの会では「貴重な経験をすることができ、勉強になった。ありがとうございました」と児童からお礼の言葉が送られた。