「ばぁばの賑(にぎ)わいおむすび屋」(船橋市宮本6)が9月1日、京成本線大神宮下駅から徒歩約10分、船橋市場と船橋大神宮の中間地点となる大神宮通り沿いにオープンした。
店舗はラーメン店「ご藤」のすぐ隣となる=船橋・宮本に「ばぁばの賑わいおむすび屋」 11人のばぁばとじぃじで運営
経営はシニア世代の就労を支援する「アゲイン」(同)。地域のシニアが調理や販売を担うテイクアウト専門店として営業する。同社は2025年3月に当時75歳だった近藤徹さんが設立。人材派遣や職業紹介などを手がけ、「働く楽しさをもう一度」を掲げ、シニア世代が経験を生かして働ける場づくりに取り組んでいる。
同店では、家庭で料理を作ってきた経験や人をもてなしてきた経験などを仕事につなげてもらいたいと、「おにぎりをにぎるのはばぁばたち」と近藤さんは話す。一緒に働くスタッフも「ばぁばがにぎるおにぎりは、言葉で表せないけど、何かが違って、おいしい」と続ける。
おむすびを握る「ばぁば」は現在11人。「具材をおにぎりの端までしっかり入れているのが当店のおむすびの特徴」と話す。
食材には地元や近隣地域のものを取り入れ、市内飲食店「963」(本町2)店主・黒川裕士さんの紹介で、米は野田市のブランド米「黒酢米」、のりは「江戸前ちば海苔(のり)」を取り入れた。昆布は船橋市内の老舗メーカーが製造する昆布のつくだ煮を使用、鮭(さけ)は店内で焼いたサケを手で身をほぐしたものを使う。
商品ラインアップは、鮭(290円)、梅、昆布、おかか(以上270円)などの定番を扱う。数量限定で「のりバター」「おかかチーズ」(以上300円)も用意。
営業は店頭でのテイクアウトを中心とし、注文が入ってから握り、作りたてを販売する。サポートスタッフが常駐し、オーダーが立て続けに入った場合などは「ばぁば」たちをサポートする。
8月18日からのプレオープンを経て、今後は事前予約や、近隣の企業や事業所などへのおむすびの配達にも対応していく予定。早朝の時間帯はすぐに購入できる「ワンコインセット」も用意する。
「人は何歳になっても役割があり、人とつながり、必要とされる喜びを感じられる場所にしたい」と近藤さん。「ばぁばたちが楽しく働ける場を提供していきたい」とも。
営業時間は6時30分~13時30分。土曜・日曜定休。