船橋の「すぎおかクリニック」(船橋市夏見台3)院長で循環器内科医の杉岡充爾(じゅうじ)さんが8月10日、「不整脈・動悸・心房細動 自力でできるリセット法」(アスコム)を出版した。動悸や不整脈に不安を抱える人に向け、症状との向き合い方や自宅で取り組める方法などを紹介する。
出版のきっかけは、杉岡さんがユーチューブで続けてきた健康情報の発信。杉岡さんの元には「動悸がする」「脈が飛ぶ」などの相談が寄せられ、動画で回答しても同じような質問が繰り返し届いたという。そうした動画がアスコムの社員の目に留まり、書籍化を提案したという。
杉岡さんによると、動悸を訴えて受診する人の中には、ストレスなどに伴う自律神経の変化や、脈が飛んだように感じる期外収縮などが背景にあるケースもあるという。一方、症状には治療が必要な場合もあるため、同書では不整脈や心房細動などについて解説しながら、日常生活で取り組める方法を紹介している。
ユーチューブの動画では伝えられる情報量に限りがあることも、書籍化を後押しした要因の一つだという。杉岡さんは「本の方が細かくいろいろ書ける」と話し、編集者との打ち合わせを重ねる中で内容を広げ、動画では詳しく紹介していなかった運動法なども盛り込んだ。「動画を入り口に、より詳しく知りたい人が繰り返し参照できる内容を目指した」という。
同書では、「ほとんどの不整脈は自力で改善できる」と題した1章で「あなたのその動悸、本当に不整脈でしょうか」と問いかけるところから始まり、不整脈とはどのようなものなのか詳しく解説。「杉岡メソッド」で「不整脈を、その場で止める方法」も紹介する。いずれの方法も日常生活の中で取り組める方法として、杉岡さんの医師としての経験や知識を元に紹介する。
杉岡さんは「ネットで症状を調べるうちに、かえって不安を強めてしまう人もいる」と指摘する。「動悸や不整脈で悩んでいる方にぜひ読んでいただきたい。本を読んで病院に来ないで済むのであれば、それはそれで素晴らしいこと」と話す。
仕様は192ページで、価格は1,650円。