船橋市在住・出身のデニムリメークデザイナー・講師MAKO(マコ)さんの作品「デニムサンマポーチ」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞した。日本デザイン振興会が10月15日に発表した。
MAKOさんはデニムをリメークしてサンマの形にデザインした「デニムサンマポーチ」を制作し、グッドデザイン賞を受賞。審査委員セレクション「私の選んだ一品 2026」にも選ばれた。
MAKOさんは法典東小学校、旭中学校出身。10年以上前に履かなくなったデニムを使って子どものスカートを作ったところ、多くの人から褒められたことがきっかけで、「デニムでジャンパーを作ったり、娘と息子のおそろいの服を作ったり、とにかく毎日作っていた」と話す。「優れた素材と縫製技術で作られているデニムが世界中で廃棄されている。それがもったいなくて、デニムリメークを続けている」と話す。現在は、より多くの人にデニムリメークを楽しんでほしいという思いで講師としても活躍し、受講生コミュニティー「Team MAKO」を運営している。
バッグや小物、インテリア、アートなど、さまざまな形でデニムリメークを続けているMAKOさん。「これがデニムだったらどうなるかな、という視点で日常を過ごしているが、昨年『目黒のさんま祭り』のニュースを見た瞬間、サンマがデニムだったら、とひらめいて。その発想を実際の形にしたものが『デニムサンマ』」と話す。
「履き込まれたジーンズならではの色落ちを、そのまま魚の姿に重ね、濃い藍は背に、擦れて淡くなった部分は腹の銀色に使った。ほつれは背のラインの質感として生かし、目はジーンズのボタン、尾はほどいた糸の白い房で表している」とMAKOさん。ポーチとして使えるほか、目のボタン部分の金具に磁石付きの釣りざおで釣り遊びも楽しめる。この釣り遊びは、地元のマルシェで子どもたちに人気だったという。
審査委員からは「デニム特有の色調の違いを生かした構成が巧みで、原寸大のサンマに妙なリアリティーがあり子どもから大人まで思わず手に取ってしまう魅力を感じる。中身が空だと痩せているが、小物を詰めると脂が乗ったサンマに見えるのも楽しい」と評価された。
「受賞できると思っていなかったのでうれしいし、子どもたちからもママすごいと言われた。これからも自由な発想で皆さんに元気を与えられるデザイナーになりたい」と意欲を見せた。