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船橋・石井農園のイタリア野菜を使った料理教室 イタリア野菜の周知目指して

船橋で伊野菜の料理教室

船橋で伊野菜の料理教室

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 東京マスダ学院調理師専門学校(江戸川区平井4)で8月4日、イタリア野菜を使った料理教室が開かれ、船橋市民を含む約30人が参加した。

イタリア野菜

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 主催は船橋市で農業を営む石井農園(船橋市本郷町、TEL 047-302-5575)の石井利幸さん。講師は船橋市出身の料理家・藤田承紀さん。

 石井さんは9年前に知人のシェフからイタリア野菜の生産を持ちかけられたことがきっかけで、その魅力に引かれ、現在同農園では約150種類のイタリア野菜の生産を行っている。首都圏を中心に年間40以上の飲食店とイタリア野菜の取引を行うが、「認知度は低く、イタリア野菜は高級店だけではなく家庭料理の中にも取り入れられる身近な食材だということを知ってもらいたい」という思いから、今回初めて料理教室を企画。共通の友人を通して知り合った藤田さんと、石井さんの出身校である「東京マスダ学院 調理師専門学校」の協力を得て開催にこぎ着けた。

 この日作った料理は「カラフルトマト、グリーンゼブラのジャム、プロシュート、エレメンタールのサラダ」「バジリコとズッキーニペーストのウンブリチェッリ」「ミートローフ」の3品。始めに石井さんが持ってきたパプリカやナス、シシトウやトマトなどのイタリア野菜の紹介とともに、しま模様が特徴のゼブラトマトの試食を行った。「模様がとてもきれいで、サラダに入れてみたい」と話す参加者も。その後、藤田さんの指導の下、4班に分かれて調理を行った。

 「イタリア野菜はハードルが高そうだったが、実はとても簡単だということが分かった。家でも作ってみたい」と、親子で参加した30代の女性。石井さんは「風味や食感もほかの野菜にないような非常に面白い野菜。もっと市民の人に良さを知ってもらうために、今後もこういった活動を続けていきたい」と話す。

 石井農園は船橋市で400年以上前から続く農家。イタリア野菜の生産についてはほとんど分かっておらず、独学のトライ&エラーで生産方法を研究してきたという。子どもたちが安心して食べられる野菜を作るため、農薬や化学合成肥料の使用も極力減らし、エコファーマーの資格も取得。「ただおいしいということだけではなく、子どもたちの未来の安全も提供したい」と石井さんは話す。

 現在、船橋市内の農家でイタリア野菜を専門的に扱っているのは石井農園だけ。直売所で販売を行い、次回は10月ごろに秋・冬物のイタリア野菜を販売する予定。

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