新京成線高根公団駅近くに、たこ焼き居酒屋「ぽっくん」(船橋市高根台7、TEL 080-6570-9056)がオープンして半年を迎えた。
店主は、以前に幕張で立ち飲みスタイルの居酒屋を経営していた「ぽっくん」さん。「人相悪いですが良い人なのでお気軽にお入りください」と入り口に看板を掲示するが、愛犬「ぽっくん」をこよなくかわいがり、店名にするほどでもある。
笑った時に笑顔からやさしさが垣間見えるが、顔に似合わずシャイなので本名は決して明かさない。店舗面積は約15坪で、席数は11席。店舗前のスペースにテント席10席も用意する。
以前は幕張でテント営業の立ち飲み居酒屋を経営していたが、2年前に閉店。次の展開を模索していた昨年9月、「たこ焼き師匠と衝撃的な出会いをした」という。師匠の技に感銘を受けた「ぽっくん」さんは弟子入りを志願、「死ぬ気で覚えろ。メモもするな」と厳しく仕込まれ、短期間で技をマスターした。「ものすごい修業だった」と振り返る。
仕入れは船橋市卸売市場をメインにしている。たこ焼きのタコは船橋市場の水産仲卸で購入する。フードメニューは、たこ焼き(6個400円)のみで、ソースとマヨネーズを希望でトッピングする。ドリンクメニューは生ビール(500円)、ハイボール、サワー各種(以上400円)のほか、カウンターに並ぶワインも提供する。
店内はほとんどが「ぽっくん」さんによる手作りだという。店内中央の存在感のあるカウンターは数枚の板で補強し、カウンター下の足置きには砂利を敷き詰め汚れにくくするなどの気配りも見られる。
師匠直伝のたこ焼きは、船橋市場を通じて仕入れたタコと刻んだ野菜や紅ショウガなどが入るスタンダードなタイプ。仕上げにソースとマヨネーズ、青のり、かつお節を振りかける。テークアウトにも対応するほか、メニューには、たこ焼きとドリンク2杯をセットにした「たこ焼きセット」(1,000円)も用意する。
「お金が無くて店の看板も作れない。テント席には明かりも無いので皆さんにごひいきにしていただき快適な店にしていきたい」と笑顔で話す。
営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。月曜定休。