昨年10月に開設され、一般にも開放してきた高瀬下水処理場(船橋市高瀬町)の上に設けられた運動広場の愛称が公募で「タカスポ」に決定したのを記念して1月15日、市立船橋高校OBらがサッカー教室を開いた。
当日、サッカーコーチとして指導に当たったのは市立船橋高校サッカー部のOB、秋葉忠弘さん(リオデジャネイロオリンピック日本代表コーチ)、遠藤大志さん(ソニー仙台FC・GKコーチ)、カレン・ロバートさん(ノースイースト・ユナイテッドFC)、鈴木集人さん(明治学院大学サッカー部監督)、石渡靖之さん(市立船橋高校サッカー部前監督)という豪華な顔ぶれ。
この日の参加を予定していたが諸事情で参加できなかったのは、高木理己さん(ガイナーレ鳥取ユース監督)、現市船サッカー部監督の朝岡隆蔵さんの2人。同校サッカー部の現役選手約20人もサポートスタッフとして手伝いで参加した。
会場となった高瀬下水処理場運動広場は、管理棟や芝生広場を含み約7225坪。運動広場部分だけでも4120坪。大人用のサッカー場では1面、少年サッカー用では2面が利用可能。管理棟には管理人室や20人ほどで利用できる会議室、更衣室、シャワー室やトイレなどを完備。駐車場も171台分を用意している。ナイター照明はLED型照明塔16基を配備。
同施設の愛称に231通の応募から選ばれた「タカスポ」の愛称は、「高瀬町のスポーツ施設であるこの運動広場が、誰にでも親しみをもって利用してもらえるように」という思いが込められているという。薬円台小学校6年生の鈴木宏一くんと、上山町在住の安達武宏さん(71)が応募したものが厳正な審査で決まったという。
この日のサッカー教室は、トップクラスの指導者に加えサポートに市船サッカー部の現役選手が加わる「豪華な顔ぶれ」のものだった。参加したのは広報ふなばしを中心とした公募で呼掛けられた船橋在住の子どもたち。最初は柔軟体操やボールを使わないトレーニングで体をほぐし、指導者らも一緒に参加するボールトレーニングに移行した。
同会場は毎年4月に船橋市内を中心に近隣各地の大学グラウンドも用いて行われている「船橋招待U-18サッカー大会」の会場としても使われることが決まっている。日本トップレベルの選手が目の前でプレーする姿を見ることができる会場として、船橋の子どもたちの将来に貢献することが期待されている。