飯山満駅近くの芝山団地商店会(船橋市芝山3)で3月25日・26日、商店街の活性化イベント「100円商店街」と「まちあそび人生ゲーム」が行われた。
同商店会では、全国各地で実施されたさまざまな企画を商店会長、高村清太郎さん自らが視察。実際に商店街イベントとして取り入れ、商店会に昔の活気を取り戻そうと積極的に活動している。
「100円商店街」は25日に、「まちあそび人生ゲーム」は26日に実施。「100円商店街」は商店街各店で100円で提供できるメニューを設定。目玉となるユニークな100円商品を目当てに普段商店街に来ない人も訪れ買い物を楽しんだ。同日の出店は、葬儀業者が「入棺体験」を提供したほか、老人福祉施設がリハビリメニューを提供するなど、多彩な100円メニューをそろえた。
「まちあそび人生ゲーム」は、商店街自体を「人生ゲーム」になぞらえ、店特有のアトラクションを提供するもの。各店で提供するアトラクションをクリアすると「縁」という通貨が発行され、ゴールした時点でこの通貨を多く持っている人が勝ちとなる。
両企画とも国内の他地域の商店街で実際に行われ、話題を呼び、商店街の活性化に一役買った企画。高村さんは、こうした各地の商店街活性化策を聞きつけては実際に現場に足を運び、ノウハウを学び、同商店街に導入している。
船橋市内でも最年少の商店会長に就任した高村さんは、当初商店会長という重責に多くの悩みと矛盾を抱えたが、商店会長仲間に誘われ全国の商店街で成功している事例を視察に出掛けるようになった。
自身の仕事だけではなく、広く地域に目を向け、商店街の持つ魅力を再認識する企画の数々に触発され、同商店街で船橋市内でも初となる「100円商店街」を実施。高村さんの思いに共感した学生ボランティアや地域の人々、経営者仲間が協力を買って出た。
今回の「100円商店街」「まちあそび人生ゲーム」にも多くのボランティアが協力した。商店街の店だけでは不足する出店にも多くの仲間が協力。晴天だった25日、あいにくの雨天となり肌寒くなった26日ともに多くの人が商店街を訪れ企画に参加した。