駿河台に今夏、船橋市内で唯一となる愛犬家住宅のモデルハウス（船橋市駿河台2）がオープンする。

小型犬用の出入り口（関連画像）

　宅地分譲や建築を手掛けるグランドラインコーポレーション（前原西4）が計画。同社では2012年に「愛犬家住宅コーディネーター」の資格を取得し、愛犬家のためのモデルハウスでは「愛犬と心地よく暮らす家のヒントを提供する」という。

　プールのある白い外観で、設計はテレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」にも出演経験のある「ワイズデザイン一級建築士事務所」（東京都中野区）の代表・池田佳人さん。

　室内には、人と犬がストレスを感じず、心地よく暮らせるアイデアを取り入れている。床は犬が滑らないようにフローリングにコーティングを施し、小型犬をイメージして壁やドアに犬用の小さな出入り口を設置。回遊性のある犬の生活動線を考え、ドアを人が開閉しなくても自由に出入りできる仕様にした。台所へは犬が入れないように鍵付きの扉を取り付け、来客時は家具と一体となったリビングの保護スペースに犬を入れることもできる。

　トイレは脱臭装置を備え、機能性とデザイン性を両立させる。散歩から帰った後、室内に犬を入れる前に使う足洗い場を設置。玄関とは別の入り口にはシャワーを備え、犬用のシャンプー台も設ける。

　建築士で愛犬家住宅コーディネーターの資格を持つ鈴木康弘さんは、「当社には愛犬家住宅コーディネーターの資格を持つスタッフが8人いる。犬の種類、大きさにより家の設計は変わってくる。モデルハウスは犬も一緒に室内を見学できるので体感してほしい」と話す。

　7月以降に同モデルハウスで保護犬の譲渡会やペットを飼うための相談会を開く予定。見学は要予約（TEL 047-470-3533）。見学時間は10時～20時。水曜定休。