ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)の子ども美術館で現在、人間サイズの昆虫写真を展示する企画展「超高解像度人間大昆虫写真」が行われている。
同企画展では、普段何気なく見ている、もしくは気付かずに見過ごしている昆虫に焦点を当て、高解像度のスキャナーで姿を取り込み人間と同じ大きさまで拡大したものを出力。24点の写真を展示するほか、専用端末では約250点の画像を紹介する。
「プリミティブメディアアーティスト」を自称する作家の橋本典久さんは、「子どもたちの好奇心をくすぐる昆虫が自分以上の大きさになって迫ってくる臨場感と高揚感を体験してほしい」と話す。
会場内には、カブトムシやクワガタなど人気の昆虫や、オオスズメバチ、ニイニイゼミなどよく知られている昆虫、カナブンやニクバエなど身近な昆虫に加え、アカスジカメムシ、ハンミョウなどの普段は気に留めないような昆虫まで網羅、展示。ひげや触覚の先に生えている毛の一本一本、チョウの鱗粉(りんぷん)の一粒一粒まで観察できる。
7月9日には虫眼鏡や段ボール箱で写真や映像技術の元となったのぞき箱を作るワークショップ「カメラ・オブスクラを作ろう!」を開く。開催時間は10時30分~12時30分、13時30分~15時30分。ワークショップ参加費=300円。
開館時間は9時30分~16時。月曜定休。7月23日まで。