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市制80周年記念「船橋港親水公園花火大会」 1万発の花火に大歓声

夜空を彩る約1万発の花火

夜空を彩る約1万発の花火

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 船橋市内全域で行われてきた「ふなばし市民まつり」のフィナーレとなる「船橋港親水公園花火大会」が8月2日、船橋親水公園(船橋市浜町2)と船橋漁港(湊町3)で開催された。

ばか面踊りの様子(関連画像)

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 市制80周年を記念した今年のメインテーマは「つなぐ」。「人と人のつながり、過去から現在へとたくさんの魅力がつながれてきたこと」を花火で紹介し、さらなる未来へとつなげていくというもの。

 同日、15時を回る頃には親水公園会場は多くのシートで埋め尽くされ、近隣の商業施設の駐車場も観覧場所として開放され、去年の来場者数8万3000人を上回る8万5000人でにぎわいを見せた。

 花火開始の18時前からは親水公園会場で湊町ばか面踊り保存会による「ばか面おどり」が披露された。途中で小雨が降り出したが、「船橋市漁業協同組合」の大漁旗7旗がはためく下で「ばか面おどり」と太鼓と笛による軽快なおはやしで、会場は雨をものともせず大いに盛り上がった。

 19時ごろには雨も上がり、19時30分にオープニングセレモニーが始まり、松戸徹市長と船橋市観光協会会長の大野一敏さんによるあいさつがあった。大野会長は「ぜひ今あなたの隣にいる人と仲良くしてほしい。たとえそれが知らない人でも思いやりの心を持って接してほしい。みんなで譲り合いの気持ちを持ち、楽しい花火大会にしてもらえれば」と話し、その言葉通りあちこちでスペースを譲り合うなどの温かい交流も見られた。

 その後会場全体で声を合わせたカウントダウンの後、船橋市のキャラクター「目利き番頭船えもん」の持つスタートボタンが2人の手で押され打ち上げが始まった。

 スタート直後の目玉は80周年にちなみ8秒間に800発の花火を打ち上げるという豪華なもので、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。その後、「第1章 新たな船出」「第2章 船橋五つ星グルメ」「第3章 頂点を目指して」「第4章 光のフィルハーモニー」「第5章 耀(かがや)きの海」「第6章 夢の懸け橋」といったテーマに合わせ、約1万発の花火が夜空を彩った。例年よりも涼しく適度な風のおかげで視界も良好という絶好の花火日和の中、大歓声と拍手とともに無事に幕を閉じた。

 家族で来ていた40代男性は「初めて見るような豪華な花火がいくつもあり迫力が違った」、浴衣姿の20代カップルの男性は「花火とともに音楽も良かった」と、それぞれ笑顔を見せていた。 

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