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船橋・本町「パール歯科」がリニューアル 充実のキッズ遊具が保護者の話題に

キッズルームの様子

キッズルームの様子

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 船橋駅南口の「パール歯科」(船橋市本町4)のキッズルームがリニューアルオープンして間もなく2カ月がたつ。

伊藤理事長

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 同院は1977(昭和52)年、現在理事長である伊藤高夫さんが船橋で開業。虫歯の治療だけでなく虫歯予防や小児歯科に力を入れている。約30年前、伊藤さんがカナダの歯科医を訪れた際、「歯医者にキッズルームがあって、子どもたちも楽しく診察を受けているのがとても印象的で、取り入れたいと思った」と話す。その後、子どもたちが診察前後にリラックスできるように、院内の一角にキッズルームを設け、積み木や電車のおもちゃなどを用意した。

 伊藤さんが2012年にアメリカに行った際、ショッピングモール内にあるキッズスペースで楽しそうな遊具を見つけたという。院内のキッズルームにも取り入れたいと思い、遊具の会社を調べ、ようやく今年導入。アメリカの遊具は安全基準が日本より厳しく、設置基準も細かく決まっているため、キッズルームの面積を拡大して設置した。

 海をイメージしたキッズルームの面積は25坪。カラフルな海の生き物をかたどった遊具が並ぶ。滑る、くぐる、隠れる、ジャンプするといった動きができるような遊具を選んだという。部屋の頭上には子ども治療室から受付までを電車が走り、カルテを運ぶ。床はカーペットの下にスポンジを敷き詰め、転んでも痛みを緩和できる構造にした。

 治療室にはキッズルームから直接入れる。キッズルームと同じデザインの壁紙をつなげることで、治療室への誘導をスムーズにできるよう工夫も施されている。

 キッズルームの利用は、保護者の治療や子どもの治療のほか、兄弟の治療の付き添いで来院する場合に利用が可能。「保育士も常駐しているので安心」と利用者からも好評という。伊藤さんは「子どもは歯医者に来ると緊張してしまい、名前を呼ばれるとさらに緊張状態になる。キッズルームで遊んでから診察に来てもらえれば、子どもも少しはリラックスして診療を受けることができると思う。歯医者は怖くないところと思ってもらい、歯の健康を保ってほしい」と期待を込める。

 開院時間は9時30分~13時、14時~18時30分(土曜・日曜は17時30分まで)。13時から14時までは保育士が休憩のため、保護者の付き添いが必要。休診日なし。

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