大相撲の二所ノ関親方(元大関・若嶋津、60)が10月19日に行田2丁目の路上で倒れ、船橋市内の病院で頭部の緊急手術を受けたという一連の報道を受け、市民から「親方頑張れ」の声が上がっている。
親方は現在もICUで治療中とみられ、相撲部屋の力士と交流のある健伸幼稚園(丸山5)の柴田衣子園長は「みんなで心配している」とコメントを寄せる。
同園では毎年12月になると二所ノ関部屋の力士と一緒に餅つきをするのが恒例になっている。「二所ノ関親方、頑張れ。がんばれ。薩摩の若嶋津、頑張れ。親方、元気になって下さい。幼稚園児たちとともに早期回復をお祈りします(一部省略)」(原文ママ)といった理事長やスタッフ一同からのメッセージを書き記し回復を祈っている。
親方の子と同じ幼稚園に子どもが通っていたと言う前貝塚在住の女性は「心配した。早く回復してほしい。若嶋津は大好きな力士で、いつも応援していた。幼稚園では奥さまの高田みずえさん(元歌手)が講演に来て、そのお話がとても楽しく、仲むつまじく幸せな夫婦だと感じたのを記憶している」と話した。
上山町在住の女性は「息子が中学校の帰りに部屋の前を通るので、力士とよくあいさつするよう。息子も早く元気になってほしいと話している」。藤原在住の70代男性は「船橋によくぞ相撲部屋を作ってくれたと思っていた。若い人も相撲を身近に感じていると思う。整形外科病院で親方ご夫妻や力士をよく見掛けた。一刻も早く元気になられるよう祈っている」と話す。
元大関・若嶋津は1990年、船橋市に「松ケ根部屋」(現在は「二所ノ関部屋」、船橋市古作4)を創設した。