船橋市場内のカフェスペース「市場カフェ」(船橋市市場1、TEL 047-409-1877)で2月7日から、毎月定期的にオレンジカフェ(認知症カフェ)が開かれる。
同カフェを運営するのはフィット。船橋のタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」を運営する「myふなばし」との共同経営で、船橋市場の情報発信と活性化を目的に、市場内の案内所兼交流スペースとして2016年12月に開店した。
オレンジカフェとは、認知症カフェの別名で認知症に悩む患者やその家族、認知用の疑いがある本人やその家族が、認知症に関する相談を気軽に行えるようにしようと行政が市内100カ所設置を目標に進めている事業。
同カフェの店主でMyFunaの山崎健太朗編集長(41)は「このエリアに認知症カフェを運営する会社がないということで行政から打診を受け、定期的に開催する運びとなった」と、オレンジカフェ開催のきっかけを話す。
「MyFunaの取材を通じ、地域に課題や問題点が浮き彫りになって見えやすい仕事。今後高齢化が進むと地域資源を効率よく回して、医療費や介護にかかわる費用を削減することが求められてくる。市場カフェも地域の中の場としては貴重な資源なので、オレンジカフェに参加することに意義を感じた」とも。
初回開催は2月7日14時~16時。3月以降は毎月第1火曜14時から開く。同カフェの通常営業時間は7時~14時。通常営業の時間が終わって、そのままオレンジカフェが始まる。これによって、一般客とオレンジカフェの利用者が相互に交流することや、一般にオレンジカフェを周知する効果にも期待する。
参加費は500円で、ドリンクと焼き菓子が付く。すでに市内のケアマネジャー事務所から介護支援専門員(ケアマネージャー)資格者の協力を取り付けており、今後宮本地区や本町地区の地域ケア会議や民生委員の会合などに参加し、自治会、民生委員など地域のキーマンにも協力を仰いでいく。オレンジカフェ参加に際して事前の予約は不要。