船橋市立宮本小学校近くの住宅街の一角に3月1日、アイシングクッキーの専門店「sucre cresia(シュクレクレシア)」(船橋市宮本7)がオープンした。
店主の石塚亜希乃さんは子育て真っ最中のママで、自宅の一室を改装し、玄関横の壁に販売用のカウンターとスライド窓を設置して店舗化した。店名「sucre cresia」はフランス語で「砂糖」と「幸せ」を意味する。
石塚さんがアイシングクッキーを始めたのは6年ほど前。妊娠のタイミングで当時勤めていた会社を産休。調理師の学校を卒業していたこと、子どもの頃からクッキーが好きだったことから、以前から興味のあったアイシングクッキー教室に通い始めたという。
3年ほど教室に通い詰め経験を積んだ頃、飾り巻きずし作りの講座を主宰している幼なじみからイオンモール船橋でのイベント出店に誘われた。「イベント出店するくらいなら教室くらいやっていないといけないのでは」と考え教室を開設、アイシングクッキー講師としてデビューした。
日常生活の中から気付きを得て、オリジナルデザインを生み出すという石塚さん。その後も大小イベント出店などで経験を重ねるうちにかわいらしいデザインの人気が高まり始め、昨年8月、自宅リニューアルに合わせ菓子製造業の資格も取得、店舗開設にこぎ着けた。
徐々に軌道に乗せながらアイテム数も増やしていくという同店。「自分で食べるというよりは、祝い事や誕生日などのギフトとして活用してもらいたい」と石塚さん。予約も受け付ける。
営業時間は10時~14時。営業日は第1・第3木曜と第2・第4火曜。3月は13日、29日に営業する。