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船橋・日本企画が湊町小学校でトイレ清掃 242人で隅から隅までピカピカに

清掃活動の様子

清掃活動の様子

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 湊町小学校(船橋市湊町1)で3月17日、市内企業の日本企画が主催する「湊町小学校を美しくする会」と題したトイレ清掃が行われた。

集まった社員や小学校教職員

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 同社は、市内本町6に本社を構える1974(昭和49)年創業の情報処理サービス会社。1992年から「気付く社員づくり、穏やかな社風づくり」を目指し、その一環として毎朝30分間の清掃時間を設けた。社内や会社の周りの清掃だけでなく、本社から駅に続く道路の掃除を行う。1998年からは年2回、公立小中学校などのトイレの清掃活動も行い、今回が38回目となる。

 同社取締役の菅原徳志さんは「今回の清掃活動に当たって、トイレの形状や素材などを調べるために3回下見をして、あらかじめ道具をそろえた」と話す。前日には清掃に使用する道具類を自ら準備しているという。

 この日は同社社員184人、同小学校教職員や児童と保護者49人、一般参加者9人の242人が参加。校内の11カ所のトイレを20班に分かれて清掃した。

 各班のリーダーが道具の使い方や汚れの落とし方のコツを伝えた後、清掃を開始。便器、床、ドアのほか、照明器具や換気扇など隅々まで約90分間かけて磨き上げた。

 社長の利哲雄さんは「手で確認するのが一番汚れの落ち具合が分かる」と話し、自らも素手で便器の奥まで掃除していた。同社では任意で参加者を募っているが、毎回200人前後は集まるという。新入社員は必ず参加し、清掃を通して交流を深める場となっている。

 「学校ではブラシを使っていたので、手にタワシをもって掃除するのは初めて。でもどんどん汚れが落ちて気持ちいい」と、今春卒業した同校出身の児童。同校校長の鬼崎あずささんは「こういう機会は初めてなので、教職員も参加した。とてもいい経験」と話していた。

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