自衛隊習志野駐屯地(船橋市薬円台3)で4月8日、創立67周年および第1空挺団創立60周年を記念した創立記念行事が開催され、多くの来賓や一般来場者が駐屯地を訪れた。
創立祭は毎年この時期に行われる定例行事で、一般開放される習志野駐屯地3大イベントのひとつ。祝賀式典をはじめ、観覧行進や降下訓練の展示、資料館である「空挺館」などが見学できる。
同施設の広報によると、来賓を含め、今年の来場者は4369人。家族連れや若い女性同士での来場者の姿も多く見られた。
会場となった落下傘訓練塔周辺の広場には、模擬店や関連グッズの販売店舗なども軒を連ね、その周りではレジャーシートを広げてお祭り気分を味わう家族も。
市内高根台から家族4人で自転車で来場したという主婦は「子どもが自衛隊の乗り物などが大好きで、年3回の一般開放は全部来ている」と話した。
式典では国会議員など多くの来賓の挨拶があった。中でも地元議員からは「第一空挺団は我が国の精鋭無比の部隊。日ごろ、落下傘が見えると、今日も訓練に励んでいるなと思う。これからも地域のみなさんに支えられながら、訓練に精進していただきたい」という祝辞も。そのほか、「空神士魂太鼓」の演奏、地上戦の模擬訓練の披露、約2000人もの習志野駐屯地の隊員によるパレードも行われた。
同行事は桜の時期に行われるため、市民には「桜まつり」の愛称で親しまれている。今年は、桜の見頃はすでに終わってしまっていたが、まだ花が残る桜の木のそばで記念撮影をする来場者も多く見られた。