イトーヨーカドー津田沼店駐車場に5月15日、テークアウト専門のタイ料理店「Little ZUCI(リトルシュチ)」(習志野市津田沼1)がオープンした。
同店はアジアハーブの生産・販売などを行う「ZUCI(シュチ)」(船橋市薬円台)の系列店。シュチでは主に苗や生鮮ハーブ、調味料などのインターネット販売を行っているが、アジアハーブの味を知ってもらうために、ハーブを使用した総菜をイベントやスーパーなどで販売していた。今回、さらに多くの人にハーブのおいしさを広めてきたいと、総菜を販売する実店舗を構えた。
オーナーの桑垣真紀さんは、以前働いていたウェブ制作会社の仕事の中でタイ料理教室の先生と知り合いになり、その料理教室に通い始めたことがアジアハーブに興味を持ったきっかけだと話す。
桑垣さんは「もともと薬品アレルギーがあったが、タイ料理の先生にハーブの組み合わせでいろいろな効能があることを聞いて、そこからタイハーブにのめり込んだ」と経緯を話す。料理教室に6年間通ううちに「タイハーブをもっと広めたい」と思うようになり、タイハーブの作り方を学ぶためにタイに足を運んだ。
2012年、本格的にタイハーブを作るために独立。タイハーブの生産販売を行うようになった。現在は、国内で1年通して安定供給するため、全国約7カ所の契約農園でハーブを生産している。
約8平方メートルの店舗は青い軒先テントが目印。テークアウトのみで、肉とタイバジルなどを炒めた「ガパオライス」やタイの焼きそば「パッタイ」(ともに500円)、チキンライスの「カオマンガイ」(600円)、春雨サラダの「ヤムウンセン」(400円)を用意。「ふなばしセレクション」認証品にもなっている同店の「コリアンダーペースト」も販売する。そのほか、種から育てているパクチータイやホーラパー、ガパオなど約7種のハーブ苗の販売や生鮮ハーブも用意。
桑垣さんは「タイハーブは生で食べたほうがいいもの、火を通したほうがいいものなど、おいしい食べ方がいろいろあり、体にいいものもたくさんある。日本中の人にハーブがおいしいと思ってもらえるように、広めていきたい」とも話す。
営業時間は、11時~14時30分、16時30分~19時30分ごろ(売り切れ次第閉店)。