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船橋の専門学校でサイエンス講座 人間と昆虫からスケールサイズ学ぶ

三木則尚教授による講義

三木則尚教授による講義

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 船橋情報ビジネス専門学校(船橋市本町7、TEL 0120-278-446)で7月14日、船橋三田会主催の「第11回 サイエンスカフェ in ふなばし」が開催された。

「マイクロ人工いくら」作り(関連画像)

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 船橋三田会は、船橋や近隣に在住または勤務する慶応義塾大学卒業生がつくる同好会。「新進気鋭の科学者を招き、最先端の科学技術に関する研究成果を、将来を担う小中高生に解かりやすく伝えること、更なる学びのきっかけにしてもらいたい」と活動している。

 「毎回、参加者にお茶とお菓子を提供し、リラックスした雰囲気の中で最先端の科学研究の成果に触れてもらいたい」という考えに賛同したメンバーと企業の協力で成り立っている。協賛は会場の船橋情報ビジネス専門学校、後援は船橋教育委員会。

 第11回となる今回のテーマは、「もし人間が小さくなっちゃったら?~マイクロマシンの世界~」。最新のマイクロマシン(小さな機械)について学び、自然界に見られる「スケール効果」(サイズによる効果)について自分たちで考えた後、グループごとに「マイクロ人工いくら」作りに挑戦した。参加人数は、小中学生33人、高校生1人、大人23人。

 講師は、最先端の科学技術を研究し、多くの学生の指導をする同大学理工学部機械工学科の工学博士、三木則尚教授。参加者のディスカッションタイムや実験のサポートは、三木教授の研究室の学生が担当する。

 講義では、「人間と昆虫の違い」をグループごとにディスカッション。さまざまな答えの中で、今回のテーマ「大きさ」にスポットを当てた解説があった。懐かしい特撮ヒーローのプロフィル、有名なアニメの小人や巨大な虫のスケールサイズの非現実性を、その体積と面積を計算し小学生にも分かりやすく説明した。

 講義の後は、実験。細胞単位の研究をする際に必要な基本技術である「マイクロ人工いくら」作りは、三木研究室の研究生、愛称「ぷーちんさん」が指導。若い講師のノリのいい進行に、会場が盛り上がった。各テーブルには、「イクラ」の材料になるアルギン酸溶液、固める塩化カルシウム液、スポイトや注射器などの実験器具が配られた。

 市内在住の川松大聖くん(小学4年生)は「一番楽しかったのは、マイクロ人工いくら作り。絵の具でいろいろな色のイクラを作ってビーカーの中でかき混ぜるととてもきれいだった」と感想を話した。

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