JR津田沼駅近くにある津田沼自動車教習所(船橋市前原東3)で9月23日、「交通安全フェスタ」が開催された。
時速約4キロで衝突した場合の衝撃を体験する「シートベルトコンビンサー体験会」(関連画像)
交通安全啓発活動の一環として、「秋の交通安全週間」に合わせて毎年行っている同イベントは今年で10回目。同教習所が地域の市民団体や学校、企業などと協力して開催しており、地域住民にとって恒例行事となっている。
今年は、二宮小学校金管クラブ・習志野第5中学校・習志野高校による音楽演奏、船橋市一輪車協会の一輪車演舞披露、千葉大学ジャグリングなど10団体によるステージパフォーマンス披露、習志野市のご当地キャラ「ナラシド」も来場しイベントを盛り上げた。
教習所内の練習コースでは船橋市東消防署による救助訓練やスタントマンによる「スケアード・ストレイト自転車交通安全教室」、バスから見たヒヤリハット映像、ミニSL体験、ミニ放水&はしご車体験などの内容で、多くのブースで行列ができる盛況ぶりを見せた。
このほか、教習所職員や藤崎台町会による屋台コーナー、船橋産ブランド商品の販売なども行い、テーマパークチケットなどが当たる恒例のお楽しみ抽選会も行った。
前原小学校に通う子ども連れの母親は「今年で3回目の来場。子どもは友だちと毎年楽しみにして来ている」と笑顔を見せる。はしご車で地上15メートルの景色を体験した小学3年生の男子児童は「怖かったけれど遠くまで見えて楽しかった」と満足した表情を見せていた。
同教習所所長の長南満さんは、「8月末からフェスタの開催日の問い合わせがあり、地域に根付いたイベントになってきたと感じている。イベントを通じて地域の交通安全に貢献したい」と話す。模擬店販売などの収益金の一部は船橋市と習志野市に寄付する予定という。