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海神の「あかもん寺」本堂が間もなく完成 今年で開創430年

新築中の本堂

新築中の本堂

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 京成線海神駅から徒歩約4分の通称「あかもん寺」と言われる「真言宗 大覚院」(船橋市海神6、TEL 047-431-6489)で、2月末の完成を目指して本堂の新築工事が行われている。

堀住職(あかもんの前で)

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 同寺は、豊臣秀吉の安土桃山時代である1589(天正17)年に創建されたと伝えられ、今年開創430年を迎える。現在の本堂は1922(大正11)年に改築されて以来、間もなく100年を迎える。

 33代目住職の堀正幸さんは「東日本大震災以来、耐震が心配で耐震診断調査を実施したところ、震度6強で倒壊の危険性があると判明した。補強工事も困難とのことから、新築することに決めた」と話す。「ちょうど今年で開創430年でもあるので、これを機により一層の発展を願う気持ちもある」と言う。

 新築工事は2017年8月に着工し、今月末に完成する予定。本堂は鉄筋コンクリート造りで店舗面積約106坪。文化的施設や安らぎの場として「ふさわしいデザインにした」という。地階には多目的室を設け、幅広く活用していく予定。

 「あかもん」と呼ばれている同寺の山門も老朽化が進んでいたことから、以前より門の幅を広げて赤い色で新築した。「昔は目の前の通りがバス通りになっていて、バス停の名前が『あかもん前』だったので、地域の皆さんにはあかもんと言って親しんでもらっている」と堀さん。

 宗教や宗派に関係なく、交流の場、憩いの場として利用してほしいとの思いから、同寺では「あかもんヨガの会」や「あかもん仏教講座」などを開催している。

 本堂完成後のゴールデンウィークには奉納コンサートや献茶式など完成イベントも開催する。「内覧会も行うので、皆さんに来てもらって楽しんでもらえれば」と話す。

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