船橋市とその周辺エリアの子どものいる家庭へ「食育」の大切さの周知を図るため設立された「ふなばし食育ネットワーク」と母親向け情報紙「Mamachi(ママチ)」の決起会が3月29日、夏見台幼稚園(船橋市夏見台2、TEL 047-429-7231)で行われた。
「ふなばし食育ネットワーク」は食育を推奨している夏見台幼稚園、山口病院(西船5)、船橋こども歯科(本町1)、石井食品(本町2)、船橋ゆーかりクリニック(本町5)、ローゼンかみやま保育園(上山町2)、ふなばし子ども食堂ネットワーク(船橋市浜町1)の5社・1団体が参加。市内在住の食生活識者・高橋真知子さんと食育ボランティアの板良敷信子さんも食育アドバイザーとして迎えている。
船橋市でも「食育推進基本計画」に基づき、2歳6カ月児歯科検診やイベントなどでパネルシアター・人形劇を行い、公民館では親子で楽しめる食育講座を食生活サポーターや食育ボランティアと連携して行っているが、「民間の企業・団体側からも食育の啓発活動を行うことで市民の食育への意識を高めていきたい」と代表の山崎健太朗さん。「メンバーが独自に行っている食育活動を連携させ、市民が食に関して困っていることを連携によって解決できる仕組みをつくっていきたい」とも。
4月には「こどもが喜ぶ食育レシピ」と題したレシピ冊子の発行や、食育講座などを行いながら市民への職域意識の啓発活動を行っていく予定。
「Mamachi」(ママチ)編集部は市内在住の「子育てママ」で組織。「母親が街と友達になる情報紙」というテーマで、市内のイベント情報や子育て世代向けの商品やサービス、子連れで行きやすい店舗の紹介のほか、「ふなばし食育ネットワーク」とも連携し「食育」の情報発信も行う。
児童ホーム、子育て支援センター、公民館、保健所に配布予定で、創刊号は4月15日に発行。編集長の小林夢生さんは「母親が子どもと一緒に出掛けて地域の人と触れ合ってもらうことで『個育て』でなくみんなで支え合う『子育て』ができるようにしたい。そのための情報発信と場づくりを行っていく」と話す。
この日は、新たに設立した2つの団体のメンバー同士が自己紹介をし合い、夏見台幼稚園の栄養士が作った食育ランチを食べながら今後の活動に向けての意思の統一を図った。両団体とも、今後一緒に活動するメンバーも募集している。問い合わせはホームページから。