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船橋・習志野台のパン店で「令和パン」、コーヒーホイップ入りあんパンで

手前にあるのがココアパウダーをかける際に使う型

手前にあるのがココアパウダーをかける際に使う型

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 習志野台のパン店「手作りパン工房 スーリール」(船橋市習志野台5)が4月3日から、新元号「令和」をイメージした「令和パン」を販売している。

店主・中野さんと「令和パン」

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 自宅ガレージを改装し、家族で営む同店は2014年にオープン。店名はフランス語で「笑顔」という意味を持つ。大手ベーカリーから独立した店主・中野剛さんは「自分の地元の皆さんに、パンを選ぶときに笑顔になってもらいたい。買っていただいたパンを食べて、もっと笑顔になってもらいたい」とパン作りに精を出す。約3坪の店内には所狭しとパンや焼き菓子が並ぶ。

 中野さんは「新元号が発表されるに当たり、お客さまから『新元号にちなんだ商品とか作らないの?』と言われていた」と明かす。「何かできないか?」と考えていたところ、新元号「令和」が発表され、「その名前が、かねて商品化したいと思っていたパンのイメージとぴったりだった」と中野さん。

 新元号発表からわずか2日後に商品化した「令和パン」(税別160円)。ベースはあんパンで、コーヒー味のホイップクリームを混ぜた。

 「『令和』の意味はいろいろと言われているが、昔ながらのあんパンが『和』に当たるもの。今回初めて元号に使われた『令』をイメージしたのが、初めての組み合わせでもあるコーヒーホイップクリーム」と中野さんは説明する。

 「あんパンを食べるときにコーヒーを飲む人が結構いる。その相性の良さなら、パンで一つにしてもいいとかねて思っていた。甘さも加えたかったのでホイップクリームに混ぜて一つにした。すでにお客さんの中でリピート買いしてくださっている方もいる」とほほ笑む。

 あんは北海道産小豆を使ったこしあん。パンの皮には「令和」の文字が施されている。「この短時間で焼き印を作ったわけではなく、ココアパウダーなどと型を使って作っている。以前からオーダーを受けている『1升パン』で使う型の手法を応用した。和の文字の口の中の部分のくりぬきパーツは手で1回ずつそっと置いていく。時間がかかるため、現在は1日に10個くらいしか作れない」とも。

 販売は5月末までを予定。

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