「そば割烹かとう」(船橋市本町7、TEL 047-423-9548)が4月16日、船橋駅北口十字路近くにオープンした。
店主の加藤彰さん(45)は市川市出身で、高校生の時に現在の場所に引っ越してきた。料理の専門学校を卒業後、料理人の遠藤十士夫(としお)さんの門下生として日本料理を勉強、代官山で料理長まで務めた。
38歳の時に独立し新宿で日本料理店を開業したが、40歳の時に脳が停止するという大病を患い、下半身麻痺で一生車椅子生活を告げられたという。しかし本人の必死のリハビリでつえをついて歩けるまでに回復。このままでは終われないとさらにリハビリをし、板場のアルバイトをするまでに復活した。
その後、また料理店をやりたいと思うようになり店舗を探したが、なかなかいい物件に出合えず、自宅を改装することに。店名は、日本料理「割烹」にそばを取り入れ、板前ならではの特徴を出し「そば割烹かとう」とした。
そばは日本料理人時代より取り扱ってはいたが、知人のそば店で1年間勉強し、コシの強い「二八そば」を作った。
店舗面積は約20坪。2人掛けテーブル3卓、6人掛けテーブルカウンター1席、8人掛け座卓1卓、カウンター4席。
加藤さんは「現在はオープニングメニューだが、今後割烹色も出していきたいと思っている」と意欲的に話す。オープニングメニュー(1,200円)はサクサクな天ぷらとツルツルの喉ごしの「上天ざるそば」に、千葉の郷土料理の「祭り寿司」、新香、デザートが付く。
営業時間は11時~14時30分、17時~21時。月曜定休。