「縄文コンテンポラリー展」が7月21日、飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4、TEL 047-495-1325)で始まった。
市内で出土した遺物を中心に展示している同館では、毎年夏休み期間中に「縄文コンテンポラリー展」を開催し、今年で19回目を迎える。今年のテーマは「遺跡のアート劇場 ~縄文から古代イタリアそして現代へ~」。イタリアのパドヴァ市とイタリア文化会館の協力の下、イタリアと日本のアーティストらによる写真や絵画、立体作品などを約50点展示している。
展示を企画した東北芸術工科大学教授の酒井精一さんは「古代イタリアには縄文と同じように土器文化もあったという共通点がある」と話す。今回、イタリアからは4人のアーティストと2組のグループが作品を展示している。
館長代理の河西敦史さんは「期間中である夏休みには、連日さまざまなワークショップを用意している。無料のものもたくさんあるので、お子さんはもちろん、どなたでも楽しんでいただきたい」と話す。無料ワークショップは「縄文ちぎり絵」「モビール作り」など。有料ワークショップは「縄文模様の羽ばたくちょうちょとコウモリ」「ミニ土器・土偶を作ろう」(以上200円)、「土器復元ワークショップ」「竹で楽器を作ろう」(以上500円)などがある。
初日はオープニングイベントとして「縄文アートまつり」が開かれ、屋外での野焼きワークショップや、縄文服作りや葉っぱのお面作りのワークショップが行われた。参加者が、ワークショップで作った縄文服と葉っぱのお面をかぶって館内をパレードするという催しも行われた。隣接する海神中学校美術部の生徒も多く参加し、イベントを盛り上げていた。
開館時間は9時~17時(最終入館は16時30分)。月曜休館(8月12日は開館し、翌13日休館)。入館料は一般=100円、小・中学生=50円(市内在住の中学生以下は無料)。9月1日まで。ワークショップの日程はホームページで確認できる。