パティスリー「Le Ciel(ル シエル)船橋本町通り店」(船橋市本町2、TEL 047-401-3399)が7月5日にオープンし、本町通り唯一のケーキ店として話題になっている。
店主はパティシエとして都内のホテルなどで活躍していた宮本崇市(そういち)さん。自宅のある鎌ケ谷で7年前に独立開業し、鎌ヶ谷店(鎌ケ谷市南初富1)に続き、船橋店は2号店となる。宮本さんは「船橋西武の催事で何回か出店したことがあり、その際に『船橋でも店を出してほしい』と話す馴染み客も増えたことから、いつか船橋店をという思いがあった」と話す。
本町通りに面した店舗は、黒をベースとし、重厚でブティックのような外観。店舗面積約9坪の店内は黒と紫を基調とし、シャンデリアも飾り、来店客からは「ジュエリーショップのよう」との声も。ショーケースの中には、色鮮やかなケーキが並ぶ。
「ケーキは嗜好品で、お腹を満たすものではない。だからこそ味はもちろんのこと、目でも楽しめ、わくわくするような商品を提供したい」と宮本さん。「店内に入った瞬間にワッと思ってもらえるような空間、楽しんでもらえるような雰囲気になるよう心掛けている」とも。妻の夕子さんは「手土産としても喜ばれるような商品を作っていきたい」と話す。
ショーケースには、ピスタチオのブリュレとフランボワーズのクリームを閉じ込めたホワイトチョコのガトー「ヌフ」や抹茶クリームとイチゴのジュレをホワイトチョコで包んだ「テ・ベール」(以上480円)、バナナとチョコクランチのガトー「ゴリーユ」(470円)など、ケーキは常に20種類はそろう。そのほか、ゼリーや焼き菓子なども用意。船橋市民祭りで好評だったという「le cielオリジナルスムージー」は現在も提供している。
宮本さんの頭の中には新商品のアイディアが今もいっぱい詰まっているという。「こういう味にしたいというところから考えて、その味を実現するためにはどういうデザインがいいか試行錯誤する。新商品の完成までに半年から1年くらいかかる場合も」と宮本さん。「秋に新商品を出す予定なので、楽しみにしていてほしい」と笑顔を見せる。
営業時間11時~21時。火曜定休(8月26日~30日は夏季休業)。