全国でホテルネットワークを展開しているアパグループ(東京都港区)が「アパホテル 西船橋駅前」(船橋市印内町)の起工式を4月20日、執り行った。
アパグループはアパホテルネットワークとして全国に648ホテル(海外やパートナーホテルを含む)を展開している。千葉県内にある同社のアパホテルは、海浜幕張駅近くにある「アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張」(千葉市美浜区)をはじめ、「アパホテル 千葉八千代緑が丘」(八千代市)、「アパホテル 千葉印西牧の原駅前」(印西市)、「アパホテル 京成成田駅前」(成田市)があり、3月17日には「アパホテル 千葉駅前」が開業した。
西船橋駅前のホテルが完成すると、千葉エリアでは6店舗目となり、船橋市内に同社のホテルが建つのは初となる。
同社は昨年6月に用地を取得。西船橋を、JR総武線・武蔵野線・京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道東葉高速線の5路線が乗り入れる「千葉県内最大の交通の要所」と位置付け、同駅から徒歩2分、海浜幕張駅まで12分、舞浜駅まで13分と乗り換えなしでアクセスでき、千葉県内や、都内へのアクセスが至便であることから、「ビジネスやレジャーの拠点に適した」好立地を売りにする。
ホテルは、鉄骨造・地上13階建て、全166室。部屋は、ダブル164室、デラックスツイン2室を用意する。1階にレストランを整備。駐車場は平置き6台を確保する。
起工式での神事後のあいさつで、同社社長の元谷一志さんは「新型コロナウイルスの影響により日本経済が失速している中、予定通り起工式を執り行うことができることをうれしく思う。西船橋駅は1日の乗降客数が28万人もあるターミナル駅で、このホテルが完成することで、さらに人が行き交う町となる一助になるように努めていきたい」と話している。
開業は2021年6月を予定。