「ららぽーとTOKYO-BAY」近くにある浜町商店街(船橋市浜町1)に現在、「今できる事!!笑顔船橋」「ファイト!!ふなばし」との書が掲げられ、近隣住民や通行人たちを元気付けている。
応援メッセージの書が掲げられている。こいのぼりや風車の装飾も
京成線船橋大神宮下駅とららぽーとTOKYO-BAYの間にある、京葉道路の高架下には現在、昭和30年代までのり養殖に使われていた「ベカ舟」や貝まき漁で使っていた「大捲(ま)き舟」を展示。
同所は3年前から毎年、浜町西町会が主となって季節に合わせた飾り付けを行っている。「地域を盛り上げるために何かできないか」と9年前、同町会の近くにある赤い「浜町橋」にクリスマスイルミネーションを装飾した。その後、この場所に置いてあった船にも飾り付けできればと、船にも装飾するように。現在はクリスマスだけでなく、ひな祭りには「つるしびな」、こどもの日には兜(かぶと)やこいのぼりなど、季節に応じて年3回飾り付けをしているという。
今年も5月5日の子どもの日に合わせ飾り付け作業をしている際、「こういう時期だから、ただ飾り付けをするだけでなく、何かできないかという話が出た。浜町会館で教えている書道の先生にメッセージを書いてもらおうということになった」と同町会の古山さん。
掲げるメッセージについては、「がんばれ日本」などという案も出たというが、「広すぎるのでもっと狭い範囲のほうがいいのでは」との声もあり、集まったメンバーで話し合った結果「今できる事!!笑顔船橋」「ファイト!!ふなばし」に決まったという。
新型コロナウイルスの影響で休業している店も多く、ららぽーとTOKYO-BAYもスーパーと一部店舗以外も現在休業中のため、浜町商店街は人通りが少なくなっている。「今はみんなで耐えるしかない。見てくれる人も少ないが、この書を見て少しでも元気になってもらえれば」と話す。
子どもの日飾りは5月6日までの予定。