7回目を迎える秋の恒例イベントであり、「音楽のまち・ふなばし」において最大の集客数を誇る音楽イベント「ふなばしミュージックストリート」が10月18日、開催された。
例年、同イベントは船橋駅周辺を中心とした屋内外の約20カ所を演奏会場とするライブ形式で開催され、ここ数年は1万2000人を超える来場者が訪れていた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からライブ形式の開催を止め、代わりにユーチューブでのライブ配信によるオンラインフェスとして開催された。
街なかで同時多発的に行われているイベントをオンライン上で再現するため、市民文化創造館(きららホール)、イトウシティ、スタジオパックス船橋店を会場として、3チャンネル同時配信でイベントは進められた。
いずれのチャンネルも常時100人前後が視聴し、観客からはコメントも活発に投稿された。寄せられたメッセージや質問は演奏の合間に司会を通じて演奏者に伝えられ、観客と演奏者とのコミュニケーションも図られた。
視聴者からは出演者への応援のほか「オンラインで聴くのも違った気分で新鮮」「リモートだと雑音が無いのでリアルに音を楽しめる」「買い物しながら演奏を楽しんでいる」といったコメントが寄せられた。
配信の合間に発表されるキーワードを集めて応募すると、イベントオリジナルグッズが当たる「パスワードラリー」も、オンラインフェスならではの取り組みとして行われた。
フィナーレでは同イベント実行委員長の小松優一さんや、宣伝部長および当日の司会も務めた濱津美穂さんが参加するバンドが演奏。フィナーレで自らギターを弾いた松戸徹市長からは、実行委員会をはじめとした関係者への労いの言葉と共に「来年はライブ形式で開催できれば」との想いも聞かれた。
同イベントのアーカイブ放送は10月19日から31日まで配信される。