
船橋市内を中心にコーヒーの移動販売を行う「秋田屋」(TEL 070-1355-3825)が6月2日、オープンした。
店主の秋田谷(あきたや)剛さんは船橋出身・在住。高校卒業後、アメリカの音楽専門学校に進みドラム科を卒業。卒業後は日本に帰国し、メジャーデビューを果たした後、バンド活動を引退。プロバスケットボールチームのドラムパフォーマーとしても活動した。
その後、SEとしてサラリーマン生活を送っていた秋田谷さんだったが、コーヒーが好きでいつか夫婦で喫茶店を営むのが夢だったという。サラリーマンをやめたタイミングで「喫茶店を始めたい」と考え始めた矢先、新型コロナウイルスが流行。
喫茶店に行きたくても行きづらい人が増えたのを感じ、「おいしいコーヒーを求める人の元に、自分が行ってコーヒーを届けたい」と考え、自家焙煎(ばいせん)したコーヒーの移動販売を始める決意をしたという。
秋田谷さんのコーヒーへのこだわりは「ハンドピッキング」。生豆を一粒ずつ選別することで、雑味、えぐみ、渋みを取り除いている。秋田谷さんは「ハンドピッキングをやる店は少ない。手間を掛けたら何でもうまい」と、はにかんだ笑顔で話す。
使う豆は「マンデリン一筋」とこだわり、安定した味を提供するため、さらに焙煎している時の香りを感じてもらうため、焙煎を車内で行う。カップにもこだわり、同店に合うカラーで冷めにくい二重構造のもので、スリーブが無くても手が熱くならず、滑りにくいグリップ感があるものを使う。
メニューは、ストレート(アイス・ホット、500円)、牛乳割り・豆乳割り(同、600円)、ジュース各種(200円)。カフェインレスにも変更できる。
「連絡を頂ければ、こちらから伺う。駅前にはおいしいコーヒー店がたくさんあるので、駅から遠い住宅街などでコーヒーを提供したい。カフェに行く時間が取れない主婦の方にもちょっと一息ついてもらえれば」と秋田谷さん。
営業日・時間はホームページで確認できる。