船橋~千葉(現・京成船橋~千葉中央)間が7月17日に開業100周年を迎えた京成電鉄が現在、記念乗車券の販売やスタンプラリーなど7つの記念施策を実施している。
同社は1909(明治42)年6月、京成電気軌道として設立。押上~市川(現・江戸川駅)間、曲金(現・京成高砂)~柴又間から始まり、1921(大正10)年7月17日に船橋(現・京成船橋駅)~千葉(現・千葉中央駅)間を開業した。
今年は開業100周年の節目に当たるため、記念ヘッドマーク掲出車両を運行。開業当時の車両と現在の車両のイラストをデザインしたヘッドマークを3000形1編成に掲出し、12月31日まで運行する。
同時にレトロなデザインの記念横断幕を駅に掲出し、「船橋~千葉間開業100周年記念乗車券」も販売する。横断幕の掲出駅は、京成船橋駅、大神宮下駅、谷津駅、京成津田沼駅など全8駅。価格は1,000円で、限定5000部を12月31日まで販売予定。売り切れた時点で販売終了。京成船橋駅や京成津田沼駅、東中山駅、京成千葉駅など20駅で扱う。有効区間は、大神宮下駅、谷津駅、京成津田沼駅などから140円区間。千葉中央駅からは160円区間で有効となる。有効期間は12月31日までの期間中、乗車1回限り。
特別ツアー「スカイライナー&ヘッドマーク車両で行く!船橋~千葉開業100周年の旅」も7月17日限定で開催した。
「記念駅巡りスタンプラリー」を実施。京成船橋駅、大神宮下駅、谷津駅、京成津田沼駅、京成幕張駅、検見川駅、京成稲毛駅、千葉中央駅各駅で8つのスタンプを集めると、抽選で100人にオリジナルアクリルキーホルダーが当たる。8月31日まで。
「船橋~千葉間開業100周年記念グッズ」の販売、スマートフォンアプリ「トレすごタウン」コラボ企画も予定している。
同社広報担当者は「100年も前からこの路線があったとは驚いたとの声もある。千葉市制も今年で100周年を迎え、地元とのご縁があると感じている。100周年を節目に、これからも地域の皆さんに便利で安全で快適なサービスを提供してきたい」と話す。