「広東料理 勝記(しょうき)」(船橋市夏見台3、TEL 047-439-7188)が、オープンから1カ月たった。
店主で料理長の莫 志清(もう ちーちん)さんは、以前同所に莫さんの姉が店主として営業していた中華料理店「海の灯」で働いていたが、閉店を機にメニューを一新し、広東料理店として再オープンした。
店舗面積約15坪の店内には、4人掛けテーブル4卓、座敷に2人掛けテーブル1卓と6人掛けの掘りごたつ2卓を用意。店内には中国の成語で「花が美しく月もきれい」の意味「花好月園」の文字が入る赤ちょうちんがともる。「中国の雰囲気でお客さんにおいしい物を食べていい気分になってもらいたい」と莫さん。
莫さんは中国広東省の出身。調理歴36年で、横浜中華街の「梅蘭」の料理長を約8年務めた経験を持つ。「広東省は香港、マカオの隣で食や言葉は共通している。広東料理は食材の味を生かし香りがあり味はさっぱりしているのが特徴」と話す。店名「勝記」の「勝」は「いい商売になるようにとの思いを込めた」と莫さん。「記」は「店」を意味するという。
ランチメニューは麺類、チャーハンなど20種類(780円)を用意。サラダと杏仁豆腐、スープ麺以外のメニューはスープが付く。ほかに週替わり定食セット(780円)、夏季限定の五目冷麺など3種類の冷麺(800円)。グランドメニューは前菜から点心まで種類が豊富で、ランチタイムも注文可能(追加200円でご飯、サラダ、スープ、杏仁豆腐が付く)。メニューにある料理は全てテークアウト可能で電話予約できる。
オーブンで焼く「広東本格チャーシュー」(780円)、ネギソースをかけた「広東蒸し鶏」(680円)、「茄子と鶏肉の広東風土鍋」、広東料理「エビワンタン麺」(以上880円)、「豚角煮」(780円)なども人気があるという。日本人になじみの「麻婆豆腐」「中華丼」(以上780円)など幅広いメニューで、コース料理は2人以上の注文で1人前(1,880円)から提供している。莫さんは「お客さんが『おいしかった。また来ます』と言ってくれるのがうれしい」と笑顔で話す。
営業時間は11時~15時、17時~20時。