船橋市観光協会と日本ガチャガチャ協会の共催事業「街ガチャ in 船橋」プロジェクトが10月1日、市内21カ所で「街ガチャ」の販売をスタートする。
同プロジェクトは、「カプセルトイで街を元気に! ジモト愛をガチャに込めて、街を盛り上げるプロジェクト」として、船橋在住のイラストレーターが描き下ろした船橋の名所など10カ所のイラストをアクリルキーホルダーにしている。「Techガチャ研究所」の協力でキャッシュレス決済のガチャガチャ「ピピットガチャ」として展開する。
主なメンバーは、プロジェクトリーダーの「日本ガチャガチャ協会」代表・小野尾勝彦さん、機器の手配や商品モチーフの選定・制作に関わった「Techガチャ研究所」の坂本慶一さん、イラストレーターで今回のイラスト制作やイラストレーターの選抜・ディレクションを担当した本間泰雄さん、イラストモチーフの選定から機器設置場所の調整などを担当した船橋観光協会事務局長の栗田文彦さんの4人。
栗田さんは「このガチャガチャは2つの特徴がある。一つはキーホルダーのモチーフを船橋ゆかりのイラストレーターが描いていること、もう一つはキャッシュレス決済であること」と話す。コロナ禍でコインや人との接触を避けるという意味で、「今求められているシステム」だという。
小野尾さんはタカラトミーで28年間、ガチャガチャの事業に携わってきた。その後、独立し、2年前に「日本ガチャガチャ協会」を立ち上げた。今回の事業は、製造・販売元の「あミューズ」(愛知県刈谷市)から小野尾さんに話が持ち掛けられたことが発端だという。「以前から船橋をガチャガチャで盛り上げられないか、と思っていた。購入して船橋愛を育んでいただき、他市の人に自慢してもらえたら」と話す。
機器はいずれも「ピピットガチャ」を使用。各種QRコード決済に対応し、コインの対応はない。使用カプセルは環境に配慮し、土に返る生分解性プラスチックを使っている。
価格は1回300円。