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船橋のNPOが子どものため「自立援助ホーム」開設へ CFで支援募る

左から柏原さん、鈴木さん

左から柏原さん、鈴木さん

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 東武アーバンパークライン・馬込沢駅近くの防水・リフォーム会社「誠建クリエート」(船橋市馬込西2)を拠点に活動するNPO法人「いいちばみらい」が現在、「自立援助ホーム」開設に向けてクラウドファンディングを行っている。

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 同NPOは2017(平成29)年、地域のコミュニケーションの促進や活性化などを目的に設立。社屋の一部を地域交流の場としてイベント開催などに貸し出したり、子どもたちの居場所作りとして、駄菓子店や子ども食堂の運営を行ったりしている。

 「設立当初から、若い世代の自立支援をしたいという思いがあった」と話すのは、誠建クリエート社長で、NPO代表理事の宮本義勝さん。建設業に携わってきた経験から、「子どもの貧困」「虐待問題」を身近な問題として実感してきたという。宮本さんは「自社や他社で働く若者たちの中にも、こうした困難な状況下にいる子どもたちを多く目にしてきた。家庭がない、家庭にいることができないという状況は、子どもにはどうすることもできない問題。こうした子どもたちを見守り、支えるのは私たち大人の責任。そういう子どもたちが安心して過ごせる環境を整え、就労へとつなげていけるような施設をつくりたいと思った」と開設の経緯を話す。

 自立援助ホームを利用できるのは16~20歳の男性で、住まいだけでなく就職先の紹介なども行っていく予定。利用者については船橋の児童相談所と連携を取り、家庭環境の問題から自分で働けるルートのない子どもたちの居場所になるように運営していくという。

 企画担当するのは同NPOメンバーの柏原迅さん、鈴木夏生さん。2022年4月の開所に向けて物件選定や入居者受け入れの準備を進めている。目標金額は600万円で、「自立援助ホーム」のための中古住宅の購入費に充てる。

「課題となっている空き家対策としても循環させていければ。家庭のいろいろな事情がある中で、若い子たちの人生の選択肢を増やせるような仕組みをつくっていきたい」と柏原さん。鈴木さんは「一緒に住宅をリフォームするなどして、家族のような信頼関係を築いて協調性を学べる場にしていきたい」と話す。

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