船橋市地方卸売市場内にある「市場カフェ」(船橋市市場1、TEL 047-421-1777)で2月23日、「第2回農業と音楽を楽しむ会」が行われる。
主催は千葉県内の食の情報誌「ちば食べる通信」。同誌では千葉県内の農家などの「食」の作り手を特集し、購読者には情報誌に掲載する生産物が定期的に届くサービスを提供している。同誌編集長の佐藤謙太さんは「農家の作る、本当にいいもの、おいしいものを皆さんに知ってもらうため、地元で活動する音楽家やクリエーターの力を借りてコラボイベントの形にした」と話す。
千葉県内の農家直売コーナーでは、「たこまいらいふ萩原農場」(多古町)が多古米や甘酒、多古町の新鮮野菜を、「Hennery Farm」(銚子市)はアフロキャベツ焼きギョーザ、キャベツつみれ汁を販売。船橋の梨農家「芳蔵園」のキッチンカー「From Farm」はフルーツサンドや梨ジュースを販売予定。
ワークショップ・物販コーナーでは、多古米を使ったおにぎりの販売、マラカス作り、どんぐりゴマのワークショップ、米粉のスイーツやフェルトのおままごと販売などを予定。エコバッグやキッズ用エプロンドレス、入園入学グッズの販売もある。
同日はコンサートも開き、市立船橋高校出身の音楽家で「菊川音楽教室」主宰の菊川夏未さん(ピアノ)と筧汐織さん(ファゴット)によるコンサートは11時~と14時~の2回を予定。演奏曲は「愛の挨拶(さいさつ)」「パプリカ」「川の流れのように」などを予定し、来場した子どもたちも一緒に盛り上げる仕掛けとして、「コンパス幼保園船橋校」(馬込沢)の保育士とコラボし、演奏の合間に手遊び歌を入れたりするという。演奏の合間にはピアノのプチ体験レッスンも予定。
佐藤さんは「当日は、農家の生の声として食品ロスや農家の現状などを話していただく時間も設けている。買って、食べるだけでなく、来場した皆さん全員で農業や音楽の未来について語り合う場にもできれば」と話す。
開催時間は10時30分~15時。入場無料。