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中高生チームが千葉工業大でロボット完成披露会 ロボコン世界一目指す

ロボット操作する宗石さん

ロボット操作する宗石さん

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 千葉工業大学(習志野市津田沼2)で3月15日、中高生ロボットチーム「SAKURA Tempesta(サクラテンペスタ)」(千葉市若葉区)による競技会用ロボットの完成披露会が開催された。

サクラテンペスタのメンバーとメンター

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 サクラテンペスタは2017(平成29)年に発足したロボットチームで、中高生が中心となって同大を拠点として活動している。大学生以上はメンターとしてチームに関わり、世界最大級の国際ロボット競技会「FRC(FIRST ROBOTICS COMPETITION)」に出場し、世界一を目指すロボコンチーム。過去にFRCで2019年、2020年と連続で地区大会の最高名誉である「Chairman’s Award」を獲得するなど、注目を集めている。

 同チームは直接活動をする中高生と、それを支え助言し相談を受け止めるメンターで構成しているが、メンバーの自発的な発案や討議を優先するため、メンターから指示や命令が出ることはないという。

 今年もFRC出場を予定する同チームは、3月31日から米ハワイで行われる予選大会に出場する。チームはそれまでに、ロボットの設計、部品調達・組み立て、プログラミング、操作練習など多忙を極めるという。「ハワイの予選を通過して、今年も世界大会に出場したい」とチームメンバーは意気込みを見せる。

 完成した今年の競技会用ロボットのテーマは、バスケット用のボール投げ入れロボット。その主要部が完成したため、披露の場を設けた。ロボットは、ボールを集めて収納し、高速でシュート動作を行った。

 設立メンバーの一人でもあるリーダーの立崎乃衣さん(高2)は、全体のまとめからメカ開発まで幅広く担当している。大会のテーマとルールが毎年1月上旬に英語で発表され、その翻訳をすることから作業が始まるという。メンバーは製作活動以外にも、大会に出るための資金集めや道具の調達、製作場所の確保まで全てを行う。

 プログラム制作の中心の一人で最年少の羽吉大輝さん(中1)は昨年4月からチームに参加。「この団体で多くの人と協力してロボットを動かすのが楽しい」と話する。宗石凱真(よしまさ)さんは会計と広報、イベントの進行司会など幅広く活躍し、同日もヘルメット姿でマシンの操作デモを主導した。

 メンターとして支援指導している、未来ロボット研究センター国際連携主幹・富山健さんと「D&Pメディア」代表の小粥将直さんは「若者の自主性を大切にして粘り強く支援を続けている。手を出したい気持ちが先立つこともあったが、最近では悩みながら問題を解決し前進していく姿が頼もしい。苦労の中で、社会人として素晴らしい財産を蓄えていることを感じる」と期待を込める。

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