芝山団地(船橋市芝山)で4月9日、同団地の植栽にちなんだイベント「樹木に親しもう!」が開催され、団地住民や近隣住民が参加した。
UR都市機構(以下UR)が芝山団地自治会、芝山団地商店会、地域にある介護福祉施設「つばさの杜」(芝山3)の協力を得て開催した。イベントは「樹名板作り」「謎解きキーワード探し」から成り、いずれも参加無料。
UR東日本賃貸住宅本部千葉エリア経営部ウェルフェア推進課の関井千尋さんは「コロナ禍で外に出る機会が減ってしまった。芝山団地の中にある豊かな植栽を愛(め)でながら散歩をしていただけたらと思い企画した。1月には『芝山団地 植栽めぐりMAP』も発行した」と話す。
植栽に親しむイベントとして、団地にある樹木に掲げるための木の名札「樹名板」を作るイベントでは、親子や散歩中にたまたま通りがかり参加した高齢者など幅広い世代が思い思いの樹名板を作成した。
謎解きキーワードは、同団地内や同団地商店会内の店の店頭などに貼り出されたキーワードを植栽を見ながら探し、キーワードを完成させて受付に持っていくと先着50人に景品を用意するもの。親子で参加していた家族は「団地の住民ではないが、商店会で買い物をしたら教えてもらって参加してみた」と話していた。
URの団地マネジャー、半澤勝教さんは「団地と地域の自治会、商店会など地域の皆さまに協力を得られる関係を築いていきながら、コロナ禍でも外に出て楽しめる機会をどんどん作っていきたい」と話す。