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船橋・芝山団地そばに乳腺外科認定医による女性のためのクリニック

クリニック外観

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 芝山団地そば、「芝山診療所」跡に6月1日、「いたくら乳腺クリニック」(船橋市芝山3)が開院した。

船橋・芝山団地そばに乳腺外科認定医による女性のためのクリニック

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 同院は、医療法人弘仁会・板倉病院(船橋市本町2)のグループクリニック。遠藤まり子院長は「船橋にはまだ乳腺外科が少なく、もっとこの地域に乳がん検診を広めたいとの思いから開院した」と話す。

 遠藤院長は2009(平成21)年に医師免許を取得後、埼玉メディカルセンターに勤務。その後2016(平成28)年4月よりAIC八重洲クリニックで乳腺外科外来を担当する。2019(平成31)年より板倉病院の外来非常勤として勤務し、その後、同院の院長に就任した。

 診療科目は乳腺外科・乳腺内科・内科・乳がん検診で、船橋市の乳がん検診(マンモグラフィまたは超音波検査)や同院独自の検査を行う。マンモグラフィーは「石灰化」で見つかる乳がんの検出に適しているが、乳房のタイプにより腫瘍の検出が困難な場合もあるため、そうした場合は自費診療でマンモグラフィーと超音波検査を併用して検診を受けることもできる。

 院内には診察室2室を設け、乳房X線検査(マンモグラフィー)室1室、乳房超音波(エコー)検査室1室がある。診察のための着替えをする際に使うロッカーも12台用意する。

 船橋市立医療センター、国立がん研究センター中央病院(東京築地)、都立駒込病院とも提携し、同院では主に乳がんの転移再発予防のためのホルモン療法などを行っている。

 「日本人女性の9人に1人が罹患(りかん)するといわれているほど、乳がんの患者様は加速的に増加している。一方、乳がん治療も日進月歩で、有効な新しい治療法が発見されているのも事実。乳腺の問題で悩む方の不安を少しでも和らげることができるよう、患者に寄り添っていきたい」と遠藤院長。「若い世代の女性に、定期的に乳がん検査をしてほしいと思い、今後はブログなどでの情報発信を考えている。乳がんを初期段階で見つけてあげたいので、2年に1回は検査を受けてほしい」とも。

 診察時間は9時~12時、13時~17時(土曜は第1・3・5の9時~12時)。休診は土曜午後と日曜・祝日。完全予約制。 来院は基本的には受診する本人のみ。付き添いが必要な際は、木曜・土曜の来院を勧めている。女性限定で新型コロナウイルスのワクチン接種も電話予約で受け付けている。

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