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船橋・薬円台にテイクアウト店「お惣菜と焼き菓子の店 茶た屋」 管理栄養士が出店

店主の立山朋佳さん

店主の立山朋佳さん

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 新京成線薬園台駅近くのアパートの2階に6月28日、テイクアウト専門の「お惣菜(そうざい)と焼き菓子の店 茶た屋(ちゃたや)」(船橋市薬円台1、TEL 080-4135-3231)がオープンした。

その日の総菜が全て楽しめる「全部のせ弁当」(850円)

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 店主は管理栄養士の立山朋佳さん。船橋育ちで七林中学校を卒業。幼い頃から食べることも作ることも好きだったことから、女子栄養大学で管理栄養士の資格を取得し、病院の管理栄養士として1年半働いていたという。

 「いつか自分の店を持ちたい」との思いを抱いていたという立山さんは、親戚が住んでいた同所が空いたことから、リフォームしてオープンすることにしたという。店内のリフォームは立山さんが家族と行った。「棚は父が作り、壁は私が塗った。客が安心して買い物できるように、白い壁で清潔感のある店内を意識した」と話す。

 店舗面積約8坪の店内は厨房のみで、販売は玄関先または階段下で行う。「高齢者や子連れでも買い物しやすいよう、階段下にインターホンを設置した。実際に見たい場合は階段を上がって購入できるスタイル」と立山さん。

 店名の「茶た屋」は飼い猫の名前が「チャ太」なこと、唐揚げなどの茶系の総菜は好きな人が多いことから、「店が地域の人に愛されるように」との願いを込めているという。

 メニューは日替わりで、肉、魚、野菜系の総菜3種類が入る「全部のせ弁当」(850~980円)のほか、マドレーヌ、パウンドケーキ、クッキーなどの焼き菓子(120~200円)を用意。

 「季節感があるほっこりする料理を意識している。野菜をたっぷり使い添加物を使わずに手作りしている」と立山さん。

 焼き菓子の特徴は小さく仕上げていること。「恩師が『薄いみそ汁一杯より、おいしいみそ汁半分の方がうれしいでしょ』とよく言っていたのを思い出し、健康に気を使っている人でも気軽にご褒美として食べてもらえる小さめサイズにしようと決めた。小さい分、重量感を感じる配合にしているので満足感を得られる菓子」と話す。

 立山さんは「だし巻き卵の味がまだ決まっていないので、それを完成させて販売したい。私が育った地元で『いつもここにある店』と感じてもらえるような存在になり、地域の皆さんの役に立ちたい」と意気込む。

 営業は、火曜=11時~14時・17時~20時、土曜=11時~14時。弁当や総菜の事前予約にも応じる。

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