「第21回縄文コンテンポラリー展inふなばし とびはくへのトビラ~縄文と出会う~」が7月17日、船橋市飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4、TEL 047-495-1325)で始まった。
開館2年目に始まった同展は一昨年、コロナで開催を見送り、昨年20回目から手法を変え、同館に常設展示している土器や土偶と並べて展示も行っている。
展示作品は、アーティストが縄文文化から受けたインスピレーションを基に制作したもの。アーティスト・酒井清一さんから4~5年前に実行委員長を引き継いだという、同展実行委員長の兼業舞踏家平野晶広さんは「アーティストが遺物から得た感性で作品を作った」と話す。
同館2階・復元住居内や3階に作品の展示がある現代美術家・水墨画家の荒井恵子さんは「縄文土器と対峙し作品を作っていく中で、縄文の魂を受け取って、時空を超えて、同じ場所で生活していた人々と会話ができた気がした」と振り返る。
平野さんは「博物館で美術作品を展示するという、学術分野とアートのコラボは、開催当時はとても珍しいことだった。この博物館の『開かれた博物館にしたい』という思いにより、いろいろなことをさせてもらっている」と企画展への思いを話す。
開館時間は9時~17時(最終入館は16時30分)。月曜休館(8月12日は休館)。入館料は、一般=110 円、小学生~高校生=50 円、未就学児無料(市内在住の小中学生は無料)。8月28日まで。