高根台の住宅街に10月21日、メンチカツ専門店「福田屋」(船橋市高根台7、TEL047-404-7900)がオープンした。
店主の福田正弘さんは千葉市出身。高校卒業後シェフとして、フレンチレストランをはじめ、都内3つ星レストランなどで働いた経歴を持つ。その後、自身で居酒屋経営をする中、「子どもからお年寄りまで受け入れられる総菜店をやりたい」との思いを抱き、同店オープンに至った。
「焼き鳥やとんかつは、持ち帰って冷めたものを温め直すとクオリティーが下がるが、メンチカツは温め直してもおいしく食べられる。メンチカツの無限の可能性を追求したい」と笑顔で話す福田さん。
こだわりは、油で揚げた後にオーブンで仕上げることだという。「油を落とすことで、脂っこくなくなる」。必要最低限の油で揚げるため、パン粉はドライパン粉と生パン粉を混ぜているという。味付けには、鶏、牛、豚のだし汁を使い、「ソースをつけずに食べてほしい」と呼びかける。
メニューはメンチカツ約10種類。そのほか、鶏唐揚げ(100円)、だし巻き卵(600円)、野菜の煮物(450円)などを用意する。揚げ物に400円追加で弁当としても購入可能。福田さんのお薦めは「鶏メンチ」(100円)。「鶏メンチを食べたら、ほかのメンチも食べたくなる味わい」と福田さん。利用客の人気メニューは「牛メンチ」(150円)と「牛すじメンチ」(200円)だという。
店舗面積は約5坪。店頭も店内もヒノキを使い、「木の温もりがあり、入りやすい店を目指した」と福田さん。日曜大工が好きなことから、店内の棚などは福田さん自らが作った。
「駅前ではやりたくなかった。地域の子どもたちが福田屋のメンチを食べて育ち、大人になった時に懐かしいと思ってもらえるような店にしたい。今後は新京成沿線に店を増やしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~21時。火曜定休。